カンパニョーロ・コーラストリプルクランク53-42-26

 カンパニョーロ上位グループのトリプルクランクはいよいよ入手しずらくなってきました。2008年現在もグループ外としてラインナップはされていますが、ケンタウルベースの5アームクランクです。4アームアルミクランクの最終形はCレコードの4アームとは違い、単体で見る限りいまいち好きになれませんでした。なのにバイクに付くと俄然オーラを発します。街で見かけたコルナゴに装着されたそれは、控えめながらも存在を主張していました。


 誰かの記事に『42Tのチェーンリングは流して走るのに丁度良い歯数』というのがあり、詳しく検討すると自分の場合も後の変速だけでポタリングにはいい感じのギヤ比のようです。変更前のドライブトレインは13-29のスプロケでかなりギヤが離れていましたので、クローズドレシオスプロケットを使ってみたいと思っていました。それも、どうせ買うなら全ての歯が1T差の14-23です。自分は横着なんでしょうか、どこに行くにもこれでという仕様が好きで、オールマイティに使える組み合わせを模索してしまいます。自分が登りで必要とするギヤはコンパクトWの時は33T/29Tでしたので、スプロケットが23Tになるとインナーチェーンリングは26Tです。それを踏まえ考察すると、ミドルは42Tでインナーは26T、アウターはミドル42Tの入手性と関連して53Tということに。そんな構想を練るうちに新品のコーラストリプルクランク53-42-30をオークションで見つけ、この先は手に入れずらくなると思い購入しました。


 クランク自体はロゴを除きほぼレコードと同じもののようで大変美しい仕上がりです。腕の細い4アームは単体で見ると少し不自然なのですが、バイクに装着すると違和感なくおさまりました。純正のインナーリングはなぜかそれだけポリッシュ仕上げではなく、構想通り社外品の26T(raceface)に交換し見た目もよくなりました。Fディレイラーはさすがにこれだけのワイドレシオにはロード用では対応しきれないと考え、MTB用のユークリッドを選択しました。


 後日、raceface製はMTB用のためにごつくてすこし重いのが気になっていたので、円高が進んだ折に海外通販にて手に入れたTA製のインナーリングに交換しました。これで見た目も完璧です。

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