革財布


 母の日のプレゼントに市販の財布を購入したら、自分用にも欲しくなりました。希望はコンチョなどが付いていない、厚い革で二つ折りのゴッツリしたもの。需要がないのか市販ではあまり見かけません。
小さすぎて残念な前作

手持ちの余っていた革に少し足して、革財布リベンジ。前回はつめられるだけつめた最小限の大きさにしたつもりが小さすぎて実用性に欠けたので、今回はカバンで携行する前提で大きめにしてみました。

騒音対策:卓上ボール盤菱目打ち機としてで使用してみたところ、ベッドの剛性が足りずに力が逃げてしまいます。そこで、ボール盤ベッド先端に木片をかますことで簡単に菱目打ち機として機能しました。また、バネホックのカシメにも使用できました。

これで夜中でも作業できるようになったのですが、今回はさらに菱錐も導入してみることに。

これが使ってみると非常に快適でした。菱目打ちを押し当ててつけた目印からずれないように若干気を使う必要はありますが、薄い革のときには革が変形しづらく、厚く重なった革でも裏表で同じ大きさの穴が空きます。厚い革に菱目打ちを打ち込んだときの引き抜くストレスがないのがなにより良いと感じました。

速度的にも手の力だけで簡単に挿せるので、慣れれば菱目打ちと大差ないかもしれません。少なくとも一目一目遅々として進まずイライラするなんてことはありませんでした。

菱錐の裏当て板として通常はコルク
が使われるようですが、けちってダンボールを積層したものの穴のあいてる面を使ってみましたが、問題はないようです。

0.8㎜、1.3㎜、2㎜のヌメ革を使用し、カード入れ8枚分、ポケット2箇所、コインケース、札入れ2箇所としました。

自分用に一つだけできれば良いので型紙を作らず。現物合わせの行き当たりばったりの作業で最終的にはいつもながらのつじつま合わせで作業終了。

終わってみれば、札入れやコインケースがもう少し浅いほうが良かったかなとか、バネホックの位置はカード入れの厚みを避けた位置にすべきだったとか、コインケースの裏張りは全面接着してしまうべきだったかなとかいろいろ思われてきます。

細かい作り方のノウハウ蓄積もあるし、改良しつつ5作くらい制作すればよりこなれた良いものが出来そう・・・ではあるけれど、根が無精者で飽きっぽいので財布はコレにて終了。

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