フロントのトリプル化にともない後変速機のロングケージ化が急務となりました。'03ケンタウル ミドルケージからの代替案として、
1、'06ケンタウルロングケージ
2、ユークリッドorビンテージケンタウルのMTB用ディレイラー
3、'03ケンタウル ミドルケージのパーツ交換
の3案のうち予算的な都合から3のケージのみ交換することにしました。順当に考えれば'03ケンタウルの純正ロングケージ部品を入手する ところですが、約9,000円と'06本体売価13,000円との価格整合性が納得いかず、その入手性の悪さからも却下。円高の折、海外通販にてデ ットストック'05ベローチェのロングケージを5,000円程度で入手してコンバートすることにしました。事前にスペアパーツリストで形状を 確認し、互換性があると判断。見た目も写真では限りなく同じように見えたのですが・・・。
届いた荷をほどいてびっくり!『あれ?ベローチェは鉄ケージか?』と思わせる外観です。やっぱり'06を買うかと考えながら一応磁石を 近づけると反応がありません。どうも、アルミをプレスして製造されているようです。ケンタウルになるとアルミ鍛造(?)+切削ですが 、ベローチェ以下ではアルミもしくはスチィールプレス+樹脂部品リベット止めになるようです。とりあえずロングケージが必要なので気 を取り直してコンバートすることにしてばらしてみると、どうも部品単体ではケンタウルミドルよりもベローチェロングの方が軽い気がし ます。『これは軽量化によるバージョンアップ』だと自分自身を無理に納得させて作業しました。極力もとのケンタウルの部品を使用する ように考えましたが、非常に細かいコストダウンのせいかサイズが微妙に違ったりしてケージアッシーでの交換となりました。参考までに詳細を記述すると、
○金属製のケンタウル用と樹脂+金属のベローチェ用のスプリングテンション調整用のギヤの内径が違い、互換性がない。
○プーリーボルトの長さ及びネジが違い互換性なし。
組み上がりバイクにインストールされた姿は、『ベローチェとケンタウルを両方使ったことのある観察力のある人』もしくは『カンパの 大好きな人(マニアの人ね)』にしか判別できないようにおもいます。特にアルミとカーボンとか見た目の大きな違いが無く、隣り合った グレードで、トップダウン方式で年式によってバリエーションの多いカンパですからまず判別できないでしょう。機能的には剛性の低下に よる変速性能の変化なども感じられずまったく問題ないです。しばらくはこの仕様でいきたいと思います。
今回の作業に際しカタログやパーツリストなどを詳細に検討した結果、最近のカンパニョーロリアディレイラーにおいて究極のアルミコンポは'06ケン タウルもしくは'03コーラスということになるのかもしれません。まだ売ってる'06ケンタウル買っとくべきかなぁ~?
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