クランクの左右を連結するボルトを外し、左クランクを抜こうとするもカップにベアリングが固着して引き抜けません。ボルトを半分ゆるめた状態で戻し、棒状のものを右側から差し込んでボルトの頭をプラハンで打撃。こんなになるまで使ってはいけませんね。
洗浄するとカップは問題なく使えるようでした。
ベアリングの脱着にはカンパクランク用として販売されている専用プーラーを使うのが確実。高いので汎用のアーマチュアベアリングプーラー(φ30~70㎜ベアリング/フトコロ120㎜対応)を使いました。このベアリング外径は38㎜です。仕組み的には専用品と同じで、中空クランクシャフトにM12のボルトとワッシャーを差し込んで、プーラーのシャフトを受けます。
奥に見えるのがTSユニオン継手、100㎜くらいの長さ |
各部を洗浄後、純正(汎用の規格サイズは無いとのこと)のベアリングを圧入します。SSTは諸先輩方に習い塩ビ管を使用。長いものは必要ないのでTS継手ユニオンソケットの呼び径25㎜(内径φ25㎜)を使い、ツバ広ワッシャーをはさみ長いボルトを差し込んでナットで締めあげて圧入しました。プラハンで叩いても問題なく圧入できるようです。
元通り組み上げるとガタもなくスムーズに回転しました。
左のベアリングだけひどく錆びていたのは、サイドスタンドの使用でフレームに入り込んだ水分が左に集中して溜まったせいでしょうか?いずれにせよ、あまり防水性はよくないようなので頻繁なメンテナンスが必要かも知れません。
クランクに付属していたベアリングと違い、新しいベアリングは内側(外側は赤色の樹脂で内側は半透明)も閉じられているようなのは気のせい?(詳細に観察せずに組んでしまった)。
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