生き残ったクイルステム デダ ミューレックス(deda murex)

 deda murex 90mm クイルならコレと決めていました。2007年時点で、比較的手に入りやすいオープンタイプのクイルステムは数えるほどしかなく、形が気に入っていたので良かったものの必然的にこれになってしまうようです。生産量も少ない感じで、サイズによっては品薄でした。個人的なこだわりですが、クロモリフレームに使うステムはこれかアヘッド化してチネリ アルター(2008現在、オークションでも高値がつくほど手に入れずらい品。サイズ90mmでシルバーorブルーならなおさら。今も出物があればと検索中)のどちらかにする予定でした。それにしても、ちょっと前まで品数豊富なクイルステムがこれほど姿を消そうとは。形などをとやかく言わなければまだまだあるんでしょうけど・・・。そんなこんなで苦労して手に入れたステムをどうしても使いたい。もう少しハンドル位置を高くしたい(35mmは「もう少し」じゃない!?)要求にフォークの方を変更してハイコラムとしてしまいました。普通はロングステムを使うところ、どうしても。

  自分にとってはじめてのクイルステムなので他と比べようがないんですが、「アヘッドと比べるとやわらかい(剛性が低い?)感じはするものの不快ではなく、自分あたりはこれで充分ではないの」という感じです。ハンドルのオープンクランプは下から止める変則的な形(これのおかげで独特の形状が実現されるわけですが)で気をつけないとネジ山を破損しやすいです。自分が購入した当時、日本の自転車ブームにより増大した需要に対処する為に増産したのか、表面仕上げや仕様に個体差があるようでした。ショップで同じロットの品物の中から出来のいいものを選びました。トップカバーを止めるネジは1番のプラススクリューでしたが、ヘックスボルトのものも存在するようです。 輸入品はこんなものでしょうか?でも、あのデザインは魅力的ですからゆるせます。最近は街でよく目にするのでそれだけ人気があるようです。



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