ホンダS2000にはスポーツカーらしい演出としてプッシュボタンを押してスターターを回すスイッチが付いています。どんな時でも何ら儀式めいた作業を要求せずセル一発で確実に始動する今時のエンジンには、楽を出来る反面物足りない思いの方も多くおられることでしょう。それが趣味性の高いスポーツカーであったらなおさらです。自分もそんな一人で、インジェクションミニの始動にS2000のようなちょっとした演出をしてみました。
装着にあたっての問題点
自動車用品店及びレース関連のショップにはスイッチ単体やスイッチパネルとセットになったものなど多くの用品が並びますが、いずれも純然たるレーシングエクイップメントで、そのままストリート仕様の車両に装着すると実際の使用において問題が生じます。
①既存のイグニッションキーはステアリングロックのみの働きになり、ロックしたまま始動発進が可能になってしまいかなり危険。
②電気的なイグニッションロックが出来ない。
③通常イグニッションスイッチは、OFF(ロック)→電装品電源ON→イグニッションON→スターターONという機械的な一体構造のスイッチで、ミニの場合スターターが回っているあいだは電装品への供給がストップする仕組みになっています。これを3つのスイッチを使って手動で行うとただ面倒なだけのものになってしまいます。イグニッションスイッチとスターターボタンの2つのスイッチでは始動のたびにエアコンなどをいちいち止めなくてはなりません。
純正のキースイッチを生かし町乗りの為の機能を損なわずに装着する為、チェンジオーバーリレーを使いました。
チェンジオーバーリレー
2つの電装品を切り替えて使用するときに使う3接点の切り替えスイッチというものがあります。これを電気的に作動させるのが『チェンジオーバーリレー』です。図のように使うとスターターボタンを押している間、電装品の電源をカットすることができます。自動車用品店で見かけたことがない(現在はエーモンでも取扱があるようです)ので入手が困難かと思われますが、輸入品を扱うレース関連のプロショップ、デーモントゥイークスなどの海外通販、又は秋葉原などで入手できると思います。自分は東京江東区の『RAC』でスイッチなどと共に購入しました。
装着の実際
純正のイグニッションキースイッチとメインハーネスを接続するカプラーに挟み込むような作りにすれば、いざという時に純正状態に戻せるので理想的ですが、あいにくミニの場合はカプラーが国産のものとは違い入手が非常に難しかったためスイッチ側の配線を切断し新たにカプラーを新設しました。ウッドパネルに穴をあけてスタータースイッチを装着し、エアインテークの穴から裏に手を回して、回路図というより配線図のように結線しました。このとき常時電気が来ているところを加工するのでバッテリーのマイナス端子は外しておきます。
製作、装着に関して難しいところはなく結線さえ間違えなければ確実に作動します。むしろ、スイッチをいかに格好よく装着するかに全体の出来は左右されます。
イグニッションON!スタート!
キーを一段ひねるとステアリングロックが解除されバッテリーからの電気はヒューズを通りリレー端子№30から87Aに流れ、電装品の電源が入ります。この回路の欠点と言えば言えるかもしれませんが、この段階で「スターターは回るが始動はしない」状態になります。もう一段ひねると純正キースイッチはメインイグニッションに配電を行いスタンバイOKとなり、それ以上スタート位置までひねってもスターターは回りません。この状態で装着したスターターボタンを押すとヒューズからプッシュボタンスイッチを通りリレー端子№86に入ってリレーを作動させ30→87Aと流れていた電源供給が絶たれ30→87と流れてスターターを作動させます。実際には通常のイグニッションと同じ働きでスターターだけがボタン式になったことになります。スターターが回っている間だけエアコンなどが止まります。
ちょっと楽しいエンジン始動
当たり前ですが普段の使用で何の違和感もありません。競技車両のように直結にして信頼性が高まっているわけではなく完全なドレスアップの為のものですが、始動のたび「よし運転するぞ」と気持ちが引き締まるような気がしてとても良いです。完全な自己満足のアイテムかもしれませんが・・・。
費用は3000円ほどでした。
装着にあたっての問題点
自動車用品店及びレース関連のショップにはスイッチ単体やスイッチパネルとセットになったものなど多くの用品が並びますが、いずれも純然たるレーシングエクイップメントで、そのままストリート仕様の車両に装着すると実際の使用において問題が生じます。
①既存のイグニッションキーはステアリングロックのみの働きになり、ロックしたまま始動発進が可能になってしまいかなり危険。
②電気的なイグニッションロックが出来ない。
③通常イグニッションスイッチは、OFF(ロック)→電装品電源ON→イグニッションON→スターターONという機械的な一体構造のスイッチで、ミニの場合スターターが回っているあいだは電装品への供給がストップする仕組みになっています。これを3つのスイッチを使って手動で行うとただ面倒なだけのものになってしまいます。イグニッションスイッチとスターターボタンの2つのスイッチでは始動のたびにエアコンなどをいちいち止めなくてはなりません。
純正のキースイッチを生かし町乗りの為の機能を損なわずに装着する為、チェンジオーバーリレーを使いました。
チェンジオーバーリレー
2つの電装品を切り替えて使用するときに使う3接点の切り替えスイッチというものがあります。これを電気的に作動させるのが『チェンジオーバーリレー』です。図のように使うとスターターボタンを押している間、電装品の電源をカットすることができます。自動車用品店で見かけたことがない(現在はエーモンでも取扱があるようです)ので入手が困難かと思われますが、輸入品を扱うレース関連のプロショップ、デーモントゥイークスなどの海外通販、又は秋葉原などで入手できると思います。自分は東京江東区の『RAC』でスイッチなどと共に購入しました。
装着の実際
純正のイグニッションキースイッチとメインハーネスを接続するカプラーに挟み込むような作りにすれば、いざという時に純正状態に戻せるので理想的ですが、あいにくミニの場合はカプラーが国産のものとは違い入手が非常に難しかったためスイッチ側の配線を切断し新たにカプラーを新設しました。ウッドパネルに穴をあけてスタータースイッチを装着し、エアインテークの穴から裏に手を回して、回路図というより配線図のように結線しました。このとき常時電気が来ているところを加工するのでバッテリーのマイナス端子は外しておきます。
製作、装着に関して難しいところはなく結線さえ間違えなければ確実に作動します。むしろ、スイッチをいかに格好よく装着するかに全体の出来は左右されます。
イグニッションON!スタート!
キーを一段ひねるとステアリングロックが解除されバッテリーからの電気はヒューズを通りリレー端子№30から87Aに流れ、電装品の電源が入ります。この回路の欠点と言えば言えるかもしれませんが、この段階で「スターターは回るが始動はしない」状態になります。もう一段ひねると純正キースイッチはメインイグニッションに配電を行いスタンバイOKとなり、それ以上スタート位置までひねってもスターターは回りません。この状態で装着したスターターボタンを押すとヒューズからプッシュボタンスイッチを通りリレー端子№86に入ってリレーを作動させ30→87Aと流れていた電源供給が絶たれ30→87と流れてスターターを作動させます。実際には通常のイグニッションと同じ働きでスターターだけがボタン式になったことになります。スターターが回っている間だけエアコンなどが止まります。
ちょっと楽しいエンジン始動
当たり前ですが普段の使用で何の違和感もありません。競技車両のように直結にして信頼性が高まっているわけではなく完全なドレスアップの為のものですが、始動のたび「よし運転するぞ」と気持ちが引き締まるような気がしてとても良いです。完全な自己満足のアイテムかもしれませんが・・・。
費用は3000円ほどでした。
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