ローバー・ミニのオーディオ交換


 生まれて初めてケータイを所有したのに伴い、PCで音楽ファイルを管理することにしました。というわけで、カーオーディオもカセットテープからデジタル化します。いままで車室内にテープが散乱しつつもカーオーディオに手をつけなかったのは、その規格がどうやらややこしそうだなと感じていたからでした。今回の交換にあたり調べてみたところ、案の定ややこしい!本体と取付キット・取付キットと車体・メイン配線・アンテナ配線、それぞれの互換性を広く確保して簡単に取り付けられるようにと考えてるのは分るけど、種類が多すぎです。そして、取付キット及び配線キットの価格が高い!自分の感覚からすれば、取付キットは高くても1,000円、配線キットは600円あたりが妥当ではないかと。きっとあれだけの種類を開発・製造、適応を確認して管理するのにコストがかかってるのでしょうね。

















 購入したのはオートバックス系で販売されていたらしい『オズマ オーデオンJ205』、CDレシーバーにSDスロットとUSBが付いています。中古で3,000円。配線カプラーは’96ミニ純正と同じ欧州16Pタイプ。アダプターを使用せずカプラーONできます。ここでもしカプラー形状が異なり、中古購入などで本体に適合するカプラーのついたケーブルが付属してないと、カプラーを入手するのに苦労しそうです。本体アンテナ端子はISOで車体側はJASOですので変換ケーブル960円也!を購入。車体側の本体取付規格は1DINの『欧州車用』というのが適合するらしいのですが、純正で使用されている取付キットは純正オーディオにしか適合せず、安かったのでクラリオン製の取付キット『欧州車用』を1200円で入手しました。


 純正オーディオの取り外しは一昔前の欧州車に多かった、前面から針金状の専用工具を差し込んでロックを外し引きずり出す方式です。専用工具は高いので写真の通り針金を差し込んで外しました。クラリオンの取付キットはオーディオ本体に汎用性があるんですが、やはりクラリオン製のデッキと相性が良いようです。つまりは、デッキメーカーではないところが作っている取付キットの方がうまく装着できたかも知れません。J205の本体横突起の切削加工(プラスティックを3mmほどヤスリで削るだけですが)が必要で、化粧パネルの収まりも悪く若干すきまができました。


 なんだかんだで一応装着できたんで良しとしまして、実際に使用してみます。CDに関してはミニは振動が多いので音飛びがひどく聞いてらんないような話を聞いていましたが、舗装路においてはかなりのギャップを越えても飛ばないので充分使えました。256MBまで認識と聞いていたSDカードは2GB(SDHCは認識せず)まで認識し、USBは2GBまでは試しましたがそれ以上は未確認です。今までカセットテープ30本積んでいたものがカード3枚でそれ以上ですから申し分ありません。ただ、表示桁数が少なくアルファベットのみですのでやたら理解しにくいのはしかたありませんね。これを解消するにはそこそこの大きさのタッチパネル液晶のものにするしかないと思うので、今はこれで良しとします。音に関してはカセットからの交換ですので、MP3ファイルでも情報量が格段に向上して良くなりました。

追記:表記したカプラーの配置図に間違いがあったようです。『バッテリ+』(常時電源)と『アクセサリー』(ACC)が逆に表記されています。欧州車16Pカプラーをそのままもしくは変換ケーブルなどを使用する場合は問題ありませんが、ケーブルを切断して繋ぎ変える場合などは、紫が『バッテリ+』(常時電源)、薄緑が『アクセサリー』(ACC)です。

2 件のコメント:

naGata さんのコメント...

お~!
近代化改修したんだ。

mp3化お疲れでした。

mini_cyari さんのコメント...

実は液晶のバックライトが逝ってしまいました。元々7ドット10桁くらいのアルファベット表記なので勝手にスクロールして訳わかんなかったので良しとします。それにしても、なんでSDカードのみのカーオーディオってないんでしょうね?CDなどが付いていてそれだけで(PCなどを使用せず)成立しないと売れないんでしょうか。